Aladⅾin of Arabian Nights

ディズニー映画のアラジンが実写化され、2019年6月7日(金)から日本でも公開されています。


6月7日に一人で見て、先日彼とも見てきました。
1週間に1回のペースです(笑)
心からお勧めします。音響も綺麗で世界観に没頭できるので映画館で見ることが本当にお勧めです!!

個人的には口の動きとセリフが一致しているとしっくりするので、字幕が好きです。

○アラジンとは

そもそもアラジンはイスラム世界の説話集で、千夜一夜物語の中に出てくる物語の一つでタイトルは「アラジンと魔法のランプ」というものです。
物語の中の物語なんですね。
千夜一夜物語は一夜ごとに妻を殺す残虐な王のもとに嫁いだ女性が命がけで毎夜物語を王に読み聞かせるお話です。

千夜一夜という文言が入っていますが、もともとは282夜分の物語で未完成品だったのではないかといわれています。
1001夜じゃないんかい!とつっこみを入れたくなりますね。

伝承されている段階で同じように1001夜あるはず!と考えた人が、いくつか物語を加えて、1001夜にしたのだそう。
しかし、もともとのオリジナルがないことや多くの創作が加えられたことから、1001話を超えた物語があったり、どれがもともとあったものなのかは正確にはわからないのだとか、そんな未完だからこそ人々の想像を駆り立てて、ここまで伝承されてきたのかもしれませんね。

千夜一夜物語は最初「千夜」の中の「一夜」ずつの物語かなと思っていましたが、「千夜」と「一夜」のつまり「千一」夜物語なのですね。
なぜ千夜と一夜という中途半端な数字なのかは疑問ですが、元の形からゆがめられたものか、当時意味のある数字だったのかもしれません。

千夜一夜物語のなかにはアラジンと魔法のランプ、空飛ぶ魔法の絨毯、アリババと40人の盗賊など、アラジンの映画の中でも出てくるワードの物語が多くあります。
それをさりげなく取り入れて物語を作っているのはさすがディズニーです!!!

そんな千夜一夜物語は英語に訳されるとArabian Nightsと呼ばれています。
そう、アラジンの冒頭で流れる曲もArabian Nightsですね。物語の中の物語が始まる導入にふさわしい曲です。

映画では船乗り(ただの船乗りではありませんが…)の歌から始まるため、元来の物語の中の物語感が出ており、そこにArabian Nightsが流れる…!
高まります!!

○簡単なあらすじ

アニメと大きくストーリーは変わりません。
船乗りの導入から物語が始まり、貧乏な少年アラジンと王女ジャスミンが出会い、恋に落ち、魔法のランプの魔人ジーニーの力を借りて障害を乗り越え
ていくお話です。
詳細はぜひ自分で見て確認していただきたいです。
そことそこがつながるのか!というところもあり、最初から最後までとてもどきどきします。

○個人的感想

純粋にディズニーも好きなのですが、あのアラビア独特の妖艶で美しくも危険な雰囲気がとても好きです。
アラサーOLが自分探しの旅にインドに行くことが一時期はやっていましたが、気持ちはわからなくもないですね。絶対に行きませんが。

ごみごみした市場でさえも美しく布や花びらなどでまとまりのある散らかり感といいますか、つい魅せられてしまうデザインにため息が出ます。

CGとスタントの区別がつかないほどとても美しく、景色もきれいなので、自分も映画の世界に入って景色を楽しんでいるかのような気持ちになります。

ディズニー映画特有といいますか、ミュージカル調で歌やダンスも多いのでセリフに疲れることもなく、一緒にリズムに乗って楽しめるのは本当に素晴らしいです。もとから歌を知っている人はより楽しめるのではないでしょうか。
アニメにあった曲はすべて歌ってくれますし、それにプラスして新しい歌もあり、本当に最後までアドレナリンが出ているかのような興奮です。

映画が終わってから語るところがたくさんあり、終わった後はまず会話に困りません。
・映像の綺麗さ
・歌の素敵さ
・時折挟まれるギャグ
・恋と魔法
・女性の自立と悩める若者
・自分だったらジーニーにどんなことを願うだろうか

等々カップルになる前の人たちが見てもたくさんのことを話せると思いますし、ぜひデートにはうってつけです。

よくある「あ~。面白かった?面白かったよね・・・うん。」的なのはまずないです。
映画が終わってから、殆どの人がエンドロールまで見ていましたし、出ていく時もみなさん笑顔で溜息があふれていました。


どうでもいいのですが、、、個人的には字幕は発音が良すぎて、「アラビアン」は「アッレイビアン」というのだなあと思いました。(笑)

○考察

端的にこの作品を表現するならば、「悩める若者と女性の自立と強さ」といったところでしょうか。

アニメのアラジンにはなかったジャスミンの力強さを感じました。
もともとジャスミンのイメージは自由を求める気の強い女性像というイメージでしたが、実写は自分を持った意思のある女性という感じで、現代版にアレンジされているなと思いました。
ホールニューワールドも自由を求めるジャスミンに世界を見せるというだけではなく、自身の国の在り様を見せることで彼女の意思をより強固にするものだったように感じます。

アラジンも魔法で作り上げた自分の虚像と本来の自分のはざまで苦しんでいる様子と自分の力を信じるジャスミンの対比を魔法によって鮮やかに彩ります。
自分の心の弱さに気付きつつも身動きが取れなくなってしまったアラジンが、自分の行く道を決意するシーンはぜひ世のくよくよしがちな男性陣にも見てもらいたいところだなと思ったり。(笑)

最後にジャスミンがアラジンに声をかけた時も、自分で自分の未来をパートナーを決めるんだという意思を感じました。
ハッピーエンドでめでたしめでたしというだけではなく、自分で自分の未来を決めるという力強さを感じ、男性に幸せにしてもらうだけじゃない自立した女性で共感できる人はたくさんいるのではないでしょうか。

励まされるような、自分の背中を後押ししてくれるようなそんな気持ちになる作品だったと思います。



まとめとして、、、

とにかくアラジンがお勧めです!というお話でした♡


Hana